Thursday 16 November 2017

イライラが怖い

先日の、日本は窮屈という記事の続き。

帰国して再度日本で働き始めて気がついた。

日本の労働者は、イライラしている。

まあ、全員が全員イライラしているわけではないので、
日本の労働者には、イライラしている人が多い、と言う方が良いかな。

これは、気のせい?

いや、気のせいでは無いと思うのです。

働いていても、先輩が時折、質問するものはばかられるような感じで、
目に見えるイライラオーラを発している時があります。

日本には「空気を読む」という習慣がありますが、
空気を読まなくても良いレベルです。

働いていたら、色々と自分の思うように行かない事があって
イライラするのはわかります。

でも、私が感じるのは、彼ら彼女らの沸点が低いということ。
ちょっとしたことでイライラするようなのです。

私に対してイライラされているのを感じている分には、
私が何か間違った事をしたのか、仕事を覚えるのが遅いのか、
等々、原因について考えて反省したりするのですが、
どうやら彼ら彼女らのイライラの原因はそれだけではないらしい。

かなり些細なことでも、イライラスイッチが押されてしまうようなのです。

でもそれは、私にはどうしようもない事がほとんどで。
でも、彼ら彼女らがイライラすると私にとばっちりがきます。

なんでそんなに皆イライラしているの?
怖いよお。

で、考えてみました。

なぜ、彼ら彼女らの沸点がそんなに低いのか。

たぶん、彼ら彼女らも、多大なストレスをかかえて生活しているのではないか。

日本のサービスは素晴らしい。
日本のサービスのクオリティの高さは、海外でも評判です。

でもそれは、裏を返せば、労働者は質の高いサービスを提供するために、
すごいストレスに耐えながら働いているのです。

日本で求められているスタンダードを満たすために、
体力、精神力を削って働いてる。

いつもパンパンに張り詰めているから、すぐに切れてしまうんだろう。

そんな生活が幸せなのか?

もちろん、幸せではない。

でも、生きていくためには収入を得なくてはいけない。
そして、日本で収入をを得るためには、
そんな労働環境で働くしかない場合が多々ある。

私も、今働いている会社では、ストレスを感じています。
イライラしやすくなった自分を感じ、軽く自己嫌悪です。

会社で感じるストレスはもちろんストレスですが、
ストレスでイライラする自分に自己嫌悪する事が、さらにストレスです。

派遣なので、嫌になったら契約更新しなかったら良いか、
ていう感じのスタンスで続けています。
3ヶ月更新の契約なので、結構精神的には楽です。

経済的に派遣は不安、という人が多い中で、
一定数私のように、派遣が気が楽、という人が存在するのは、
日本社会で高水準のサービスが普通になってしまった事による、
労働環境の悪化が原因の一つかと思います。

少なくとも、私にとっては。

でも、イギリスに戻るためにはお金を貯めないといけません。
とりあえず、イライラオーラからは心をシャットダウンして、
日々をすごそうと思います。

派遣の良いところは、割り切った態度で働くことができる事です。
だって、昇給もボーナスも期待できないのですから、
目の前のニンジンは次の契約更新だけなのですから。

次の契約更新無くても良いや、という気持ちで働こうと思います
更新してもらえない可能性はありますが、まあ、それも運です。


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